キャビンアテンダントは、乗客が安全に空の旅を楽しめるように、飛行機内で接客サービスを行う客室乗務員です。搭乗ゲートから機内へと乗客を案内して、離着陸時の注意点について機内アナウンスを行ったり、機内食を提供したりするのが主な仕事となります。この仕事に就くには、航空会社の採用試験を受けて合格することですが、派遣会社に登録して勤めることも可能です。
キャビンアテンダントの求人は、「新卒」で募集される場合と「中途採用」で募集される場合があります。転職の場合は、「中途採用」枠への応募となります。航空会社の経営も厳しくなっており、コスト削減により正社員のほかに契約社員の募集が増えてきています。契約社員として働いた後、適性や勤務実績に応じて正社員に採用されるという形が一般的になっています。
キャビンアテンダントの応募資格は、大学卒、短大卒、専門学校卒など、航空会社により異なります。学歴以外にも、航空会社によって様々な募集条件があるのでご確認ください。以前に比べて、年齢制限はなくなってきています。キャビンアテンダントの仕事は、「国内線」と「国際線」に分かれており、国際線を希望する場合は、英語をはじめとして各国語が話せれば採用に有利です。
キャビンアテンダントに契約社員が増えるに伴って、キャビンアテンダントの派遣を行う会社も出てきています。派遣の場合は、派遣会社に登録して時給で働くことになり、飛行機に乗った日数分だけお給料が発生します。
キャビンアテンダントには、乗客に対する気配りと同時に、空の上という特殊な環境にあることから、緊急時に乗客を避難誘導しなければならない冷静さが求められます。また、容姿やスタイルの良さが求められるというイメージがありますが、勤務時間や休日が不規則な上に立ち仕事なので、相当な体力が必要になります。特に「国際線」の場合は、勤務時間が長くなるため、体力的にもハードな仕事です。常に健康でいるために、適切な体調管理ができることなども重要な資質です。
航空会社に採用された場合も、派遣会社に登録する場合も、不安定な雇用という点は同じです。優秀な人材のみが正社員として採用されるので、がんばって実績が認められれば、派遣会社から正社員にステップアップできる可能性もあります。
